ロイター社はペトロチャイナ(中国石油天然気股フン有限公司)の経済技術研究院の報告を引用し、「中国の石油推定消費量は前年比5%増の4億9300万トンに達するが、増加率は過去10年間の平均を下回る」と予想した。国際金融報が報じた。
中国の石油推定消費量は近年、増加を続けており、特にここ数年は2桁成長が続いている。中宇コンサルティングの調査データによると、2010年の石油推定消費量の増加率は、13%に達した。
2011年、石油推定消費量は増加を続け、ロイター社の計算による増加率は6.8%で、ペトロチャイナの研究院は4.5%、中宇コンサルティングはさらに低い3.56%とした。
そのいずれの数値にせよ、過去10年間の平均増加率7.1%を下回ることになる。これは業界内で予想されていたことだ。昨年8月、ダウ・ジョーンズは中国石油化学工業聯合会の範徳彪氏の発言を引用し、「中国の2011-2015年の石油推定消費量の増加率は、2005-2010年の平均7.7%から5%まで低下する」と報じていた。
中国の原油輸入は、依然として旺盛な需要を維持している。同研究院は、「中国の原油輸入量は2012年に2億6600万トンに達し、高い成長率を維持する」と予想した。2011年の中国の原油輸入量は2億5378億トンで、前年比約6%増となった。中国の原油生産量は0.3%増の2億360億トンで、2010年の前年比増加率を大きく下回った。
「人民網日本語版」2012年2月10日