1月末時点のマネーサプライM2とM1の伸び率も低下した。そのほか、預金の流出が依然として深刻であることも明らかとなった。1月、人民元建て預金は8000億元減少、昨年同時期よりも7800億元減少した。そのうち、企業の預金は2兆3700億元減少、住民の預金は1兆6800億元増加、政府預金は3518億元増加した。
交通銀行の連平チーフアナリストは、新規貸し出し額が低水準にとどまったことについて、「手形融資があまり増加しなかったことから、融資窓口への指導が強化された可能性が高い。年初であることに春節要因が加わったことで、資金の大幅な流出を招き、預金が大幅に減少した。さらに、預貸率が高く、銀行も融資拡大を控えた。融資需要が減っていることや春節で営業日が減ったことも原因の一つである」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月13日