早春の中国家電市場に「寒の戻り」
早春の中国家電市場に「寒の戻り」。
タグ： 中国家電市場
発信時間： 2012-02-14 15:47:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
寒さが厳しい今冬のように、辰年の早春の中国家電市場は寒の戻りに見舞われている。家電大手各チェーン店の売り場はどこも警鐘を鳴らしている。海外からの刺激効果が衰え、政府の補助金制度も終了し、今年の春節連休期間の家電売上は惨敗、中国家電業界にとって2月は今年最大の難関になりそうだ。
周辺市場力不足 不動産のテコ入れ政策も弱まる
春節連休前後は元来、家電市場が最も盛り上がる時期である。しかし、今年が例年と違うのは、春節の時期が早かったことで、クリスマスや元旦と近かったことだ。これによって1カ月以上の長期に渡る買物シーズンとなったのだ。メーカーや売り手にとって、この長い買物シーズンはメリットになるはずだったが、春節と元旦があまりにも近かったために、大手メーカーはどこも「年末セール」で追い込まれていた。販売促進キャンペーンはクリスマスや元旦にとっくにやり尽くされたため、春節期間には目ぼしい販売プロモーションは行なわれなかったように思われる。
広州国美電気の高集群取締役は、家電の買い替え市場の売上はほぼ不動で飽和状態にあるため、市場の足を引っ張っているのはやはり、新規購入の市場である。では新規の需要とはつまり、不動産市場の消費者がもたらす家電需要である。今年春節の不動産売上が悲惨だった事は周知の事実である。網易ネットの不動産データセンターによると、春節の大晦日（1月22日）から1月27日までに交わされた不動産契約の件数は19件で、昨年の春節前後に比べ59.6%下回っている。売上件数も売上高も一気に下がった「不動産の悲劇」の影響で家電市場の売上高も伸びないのだ。
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