伝統家電離れが進む デジタル製品人気さらう
販売店のデータによると、今年春節の家電市場はパソコン・通信機器などのデジタル製品や小物家電の売れ行きが好調で、それ以外の商品は皆揃って売上が落ち込み、テレビ、冷蔵庫、エアコン、洗濯機などのいわゆる白物家電の下落幅は30%を上回った。販売員は「白物家電の売り上げがダウンするのは予想していたが、ここまで激しく落ち込むとは思ってもいなかった」と話す。
その原因は前述したように、不動産市場などの外部的要素がある。特に春節は新婚さんや新居購入をした人々の絶好の買物シーズンである。この客層の消費が減少した事は、白物家電の売上が落ち込んだ直接の原因である。過去5~6年間ずっと、ゴールデンウィークの売れ筋商品だった液晶カラーテレビは普及が進むにつれ、今や下火になっている。それに比べ、休暇シーズンに活躍する携帯やデジタルカメラなどのデジタル製品や、新年の生活必需品である暖房器具などは不動産市場の影響をあまり受けずに、売上も好調だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月14日