トヨタ自動車の消息筋によると、トヨタ本社にある中国事業部がまもなく中国に移転される。
トヨタ中国の牛煜広報担当は「中国における事業をさらに強化するために、これまで日本にあった中国事業部を中国に移転する」と明らかにした。
販売企画事業部は中国に
トヨタは中国事業部を中国に移すが、完全に廃止にはせず、製造生産部門と連絡を取る事業室など一部機能は引き続き日本に存続させていく方針を示している。
2012年に中国で100万台を売り上げるために、トヨタ中国は販売企画部と事業部を設立することを決定している。そのうち、販売企画部は中国における販売計画を担当するため、日本にあった中国事業部の職務を引き継ぐ。同部門の2012年の重点業務はマーケティングを行うことや広報などと協力してハイブリッド車のPR方法を立案することである。同部の責任者は広汽トヨタの社長を務めた江積哲也が就任することが決まっている。
牛煜広報担当は、「具体的な部門や移転時期についてはまだ申し上げられない」とした。トヨタの中国担当部門には、事業室、営業室、業務室等の部門がある。現段階で、中国のトヨタで働く社員はトヨタ本部ではなく、トヨタ中国に所属することが決まっている。