昨年、トヨタ中国は大きな人事調整を行い、トヨタ中国で長年総経理を務めた北田真治氏を常務に昇格させた。これは世界の中でトヨタ中国の地位が大幅に上昇し、発言権が強まったことを意味している。
また、中国市場における業務を強化し、中国市場にマッチした製品と技術を開発するために、トヨタは江蘇省常熟市に6億8900万ドルを投資し、トヨタ自動車研究開発センター(中国)有限公司を設立した。トヨタは同市に世界最大規模のテストコースなどを建設、中国すべての道路状況を再現し、開発段階の車両や販売前の車両にテストを実施することで、中国のユーザーを満足させる製品を製造する。
これはトヨタが中国で初めて建設する研究開発センターである。