携帯電話市場は、米国のアップル社や韓国のサムスン社がハイエンド市場をがっちりと占拠し、1千元前後のローエンド市場は中興や華為などが押さえている。中国の消費者は日系ブランドに親しみを感じておらず、日系メーカーが打ち出すハイエンドブランドは浸透せず、コストパフォーマンスの点からいって日系メーカーはローエンド市場に向かうことも難しい。とはいえミドルエンド市場を中心に攻めても効果のほどは疑わしい。
現在の中国市場では、プロバイダーの注目はハイエンド市場とローエンド市場に向かっている。ミドルエンド市場への関心は相対的に低く、市場は各メーカーの混戦状態にあり、競争の行方はますます混沌としている。
「人民網日本語版」2012年2月16日