アメリカ、ドイツ、韓国、日本などでは、政府車両は自国ブランドにするのが慣例となっている。インドなどの発展途上国でも、夏利(ダイハツの「シャレード」を中国生産したもの)レベルの乗り心地でありながら、政府車両はすべて国産ブランド車にしている。公務車両を自国ブランドにすることは、遅すぎた「国際化」に過ぎない。また、国際貿易の規則に違反するものでもない。
自動車アナリストの賈新光氏は、上述の規定によって、多くの合弁メーカーが「目録」から締め出されたと言う。現在、中国の合弁メーカーが生産する車両のほとんどは外国ブランドであり、排気量や価格などで「目録」の要求を満たす車種は少ないからだ。「目録」は、政府が買う地元ブランド車両のシェアを上げることで市場を拡大させることが目的であり、合弁メーカーブランドが中心になっている現状を変えようとしているとの見解を示す。
地元ブランドの公務車が消費モデルに