三階建ての木造校舎は、3億円に上る建設費用がかかったが、なぜ全焼する運命になったのだろうか。「木造校舎で火災が発生した場合、火の勢いはどのくらいになるのか、煙はどの程度蔓延するのか」国土技術政策研究所はこれを調査するために、茨城県で「校舎を全焼する」特別な実験を行なったという。
この実験で算出されたデータに基づき、国土交通省は安全確保を基盤に、可能な範囲で法律の規制緩和を行なう。この度の実験は正確なデータを採取するための予備実験であり、来年には更に防災機能の高い校舎を建設し、同様の実験を行なうという。