文部科学省のデータによると、日本には幼稚園・小中学校・高校合わせて40万棟の校舎があり、うち木造校舎はたった1割だ。木造校舎の建設を支持する学校関係者は「木造校舎は、二酸化炭素の排出量が低く環境に優しい。子供たちのストレス軽減にも効果があり、集中力を高める事ができる」と話す。
日本の関連機関の研究調査によると、木造建築や内装に木材を使用している学校は、インフルエンザの発症率が鉄筋コンクリートの学校に比べ、大幅に少なく、インフルエンザの蔓延を抑制する効果があるという。
建築の専門家は、木造建築は台風や地震に強く、人々の心身の健康に有益であると考えている。文部科学省が各市町村の教育委員会でアンケートを行った結果、法律の規制が緩和されれば、「木造校舎を検討したい」とした人は56%に上ることが分かった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年3月2日