原油価格の高止まりは現役大統領の誰にとっても良くないことだが、再任が厳しい大統領にとってはなお更厳しい問題だ。メディアによると、全米の石油価格は今年の夏、1ガロン当たり5ドルにまで跳ね上がり、オバマ大統領の再任の道を妨げることになるだろう。
2009年1月20日、オバマ大統領がホワイトハウスに入った頃、アメリカの石油価格は1ガロン当たり1.89ドルだったが、今や既に4ドルまで上がっている。これが5ドルまで上がったとしたら、オバマ大統領の再任の夢は潰えるだろう。オバマ大統領が今最も後悔している事は、イランへの厳しい制裁ではないかとアメリカの専門家らは口を揃える。彼が自らの外交の成果を見せびらかしていた時、そのつけが最後は自分に回ってくることなど思いもしなかっただろう。
一部メディアでは既に、アメリカのガソリン価格が1ガロン当たり5ドルまで上昇するいくつかの理由をまとめている。
一、イランがホルムズ海峡を封鎖する可能性が非常に高い。
二、アメリカが下したイラン産原油の輸入禁止令によって、他国がこの機に乗じて自国の原油価格を上げる。