現在、中国の1年物の定期預金金利は3.5%、CPIの上昇は前年同期比3.2%、よって24ヶ月続いたマイナス金利の状況が転換期を迎えている事が分かる。これは2010年下半期から始まった中国のマクロ調整政策の、物価抑制面における大きな成果となる。
マイナス金利とはある経済状況の中で、預金金利(通常は1年物の定期預金の金利を言う)が同期のCIPの上昇幅を下回ることである。この時期、人々の銀行預金は時間が経つにつれ、購買力が徐々に弱まり、まるで「減少」しているように見えるため、「マイナス金利」と呼ばれている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月9日