この点に関しては、グローバル化の生産が日本の自動車メーカーの円高によるリスクを最低限に減らしてくれる。しかし、災いは続くもので、日本の自動車の主要生産拠点であるタイが大洪水に襲われ、もともと混乱していた状況は手が付けられないほどに悪化した。
3月11日の震災後、日本の自動車メーカーのトップであるトヨタの減産数は37万台で、うち22万台は震災直後の1ヶ月間に集中していた。トヨタは昨年9月には生産がほぼ通常の水準に回復した。
今回の震災は自動車業界のサプライヤーチェーンの欠点を明らかにした。各大手自動車メーカーは今、サプライヤーのリスクを分散する方法を研究している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年3月14日