人民元対ドルレート基準値は昨日、6.3328と69ベーシスポイントを下げ、3カ月ぶりの最安値を更新した。市場筋は、3月に入って以来、人民元対ドルレート基準値の変動が激しく、双方向変動の特徴が顕著になり、ドルの動きと連動する傾向が強まっていると指摘する。
3月1日から、人民元対ドルレート基準値は、2月末より409ベーシスポイント下落しており、3月の下げ幅は2月と1月を大きく上回った。中国の2月の貿易赤字が300億元に膨らんだことが人民元切り上げ圧力を緩和する要因とっているが、アナリストは、短期的には、3月の人民元対ドルレート基準値の下落は、最近の国際為替市場におけるドル続伸傾向と密接な関係がある見ている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月15日