同責任者は「対象となる3種類の製品には輸出割当制度や輸出関税などの制度が講じられている」とし、「資源管理の強化は持続可能な発展を維持するために必須」と語った。また、「中国は現在、資源型製品の管理強化・改善に向け模索している」と明らかにした。
WTOは今年2月、中国が9種類の原材料に対して実施している輸出割当制度や輸出関税などの措置がWTO加盟時の承諾やWTOのルールに違反しているとの裁決を下し、中国のレアアース問題は不確定性と圧力に直面した。
情報によると、中国のレアアース埋蔵量は世界全体の36.4%だが、供給量は世界の90%以上を占めている。
ある専門家は「米大統領選が迫り、中国を攻撃の的にしようとする動きが顕著化しており、候補者は何らかの方法で態度を表明する必要がある。米国がレアアース問題で中国をWTOに提訴した背景には、これら国内政治に対する配慮もあるだろう」と分析する。
「人民網日本語版」2012年3月15日