中国人民政治協商会議の馮培恩委員はこのほど、「2011年、上海・深セン株式市場はそれぞれ21%と28%下落し、世界に影響を及ぼした。投資家5000万人の平均損失は4万元、機関の損失は4000億元に上った」と、具体的な数字を用いて昨年のA株市場について語った。ニールセンが発表した2011年第4四半期の中国消費者信頼感指数によると、
昨年の中国の消費者による株式投資の支出は世界一だった。平均損失額が4万元に達する一方で、株式投資の支出が世界一となった状況に、投資家は限界を感じている。
「証券時報」は、深セン証券取引所が発表した『2011年個人投資家状況調査報告』を引用し、証券市場全体の投資家の教育レベルは年々上昇傾向にあり、中・小投資家の割合は増え、投資家の証券口座資産額はやや減少したと伝えた。
また、一般家庭の資産総額における株式投資の比率は2010年より6ポイント低い29%になり、2009年の水準に戻った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年3月16日