中国企業の日本市場進出という「逆転思考」

中国企業の日本市場進出という「逆転思考」。 日本の景気が良くないことから、国民の消費傾向は高級品からコストパフォーマンスの高い商品に変わっている。不況が続き、日本企業が中国市場にねらいをつけるようになっている中、日本市場に進出する中国企業がこれほど多いのはなぜだろうか…

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発信時間: 2012-03-19 16:54:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ところが筆者は、萎縮する日本市場で中国企業が奮闘することをこれらの理由だけで説明することはできないと考える。経済学の一般理論から言って、理性のある企業であれば、萎縮し続ける市場や利益のない事業に軽々しく投資するとは考えられず、中国企業の日本市場進出にはおそらくもっと深い理由があるのではないか。

まず、中国の地域発展は不均衡で、一部の先進地域の企業には十分な投資力がある。経済学者の鄧寧氏が唱える投資発展周期理論によると、1人あたりGDPが2500~4000ドルの新興工業国では海外直接投資が大幅に増加する。中国の地域発展は不均衡で、沿海部の先進的な都市・地域の1人あたりGDPはとっくにこの水準を上回っている。そのため、理論的に言って、中国企業がどの先進国に進出してもおかしくはない。

次に、日本市場に進出する多くの中国企業の主な目的は知名度を上げるためで、日本を欧米市場に向かうための踏み台にしている。これらの企業の狙いはほかにあり、日本進出を表向きの理由として国内での影響力を高め、「国際化」「多国籍企業」というラベルを獲得すると同時に、日本を欧米市場に向かうための踏み台にしたいと考えている。

 

 

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