2011年に最も人気の高かった「フリースタイルデジカメ」は、カシオ「TR100」とサムスン「MV800」であった。両製品の2011年通年の売上高は、7000万元(約9億1000万円)に迫った。両製品は割安で、360度の撮影を可能とすることから売れ行きが好調で、一時入手困難となった。中古品の価格が跳ね上がり、新品の定価を上回ることさえあった。南方日報が19日報じた。
フリースタイルデジカメは20-30歳の若い女性向けの製品で、肌を美しく見せる効果があり、「すっぴん美人」の撮影を可能とした。「デジタル化粧品」と称される同商品の実際のコストは、高級デジカメを下回る。その低い画素数が偶然にも、自分撮り愛好家から好評を博した。360度自在に撮影でき、自分撮り愛好家の角度に対するこだわりを実現した。データによると、同商品は内陸部よりも沿海部で売れ行きが好調で、特に上海市民が好んで購入している。
「人民網日本語版」2012年3月19日