青島港 |
中国国務院発展研究センターが主催した「中国発展フォーラム2012」年会の席上で、国内外の著名経済学者および政府官僚が中国経済の先行きを占い、持続的発展の方向性について検討した。人民日報海外版が報じた。
◆IMF専務理事「中国がより重要な役割を果たす」
IMF(国際通貨基金)のクリスティーヌ・ラガルド専務理事は、次のように指摘した。
現在、世界経済発展の先行きが依然として不透明であることから、中国の世界経済発展に対する役割がさらに重要になってくる。中国は世界的な政策決定において引き続き重要な役割を果たし、自国経済のモデルチェンジに引き続き取り組むべきだ。
中国は経済成長を継続支援し、経済成長の原動力を投資・輸出から内需による牽引に変化させ、一般国民の生活水準を向上させ、全国民が高度経済成長の持続による恩恵を受けるようにすべきだ。幸いこれらの目標は中央政府の支持を得ており、第12次5カ年計画の概要にも示されている。
この30年間、中国の経済成長は常に全世界の注目を集めており、中国が経済成長記録を毎年更新するたびに世界を驚かせている。中国は3億7000万人の就業機会を創出し、5億人を貧困から救った。世界的な経済危機の際に、中国はG20の中で、率先して経済刺激政策を打ち出した。中国が経済成長と安定に向け提供した原動力がなければ、世界経済の情勢はさらに悪化していただろう。