上海陸家嘴金融貿易区 |
◆OECD中国課課長「中国資本市場はさらに国際化する」
OECD(経済協力開発機構)経済局中国課のリチャード・ハード課長は、次のように述べた。
2012年は非常に重要な年であり、BRICsが世界総生産に占める比率が向上するだろう。今後10年間、BRICs、特に中国のGDP成長率が鈍化するが、今後も成長を続ける。成長を継続する中、経済構造にも変化が生じる。この改革は系統的なものとなり、経済全体に対して重要な影響を生むだろう。
今後の一連の改革は資本市場に関連し、中国が2020年に世界の貯蓄高の42%を占めるという、長期的な予想がある。これらの資金を効果的に利用することができれば、中国経済のみならず、世界経済に貢献することができる。人民元が貿易決済通貨となるに伴い、中国の資本市場に変化が生じ、より国際化が進むだろう。海外の資産家が中国のこれらの財産を手にし、人民元が外貨準備高として大きな役割を果たす。
中国は将来的に、内需により経済発展を刺激するようになる。金利改革を含めた経済構造の調整もまた中国を発展させる。