上記データから分かるように、各産業の電力使用量の伸び率は明らかに鈍化傾向にある。中でも、第二次産業の電力使用量の減少は比較的著しく、昨年同期の伸び率が11.41%だったのに対し、今年は4.8%まで下がっている。アナリストによると、非鉄金属、鋼鉄、セメント、化学工業などのエネルギー多消費産業を含む第二次産業の景気が昨年同期に比べ後退し、各業界の生産量の成長がほぼ停滞状態にある事が関連する。
また、1-2月の発電設備の累計平均利用時間も減少しており、昨年に比べ15時間減っている。うち水力発電設備が49時間少ない326時間、火力発電設備が昨年同期に比べほぼ横ばいの837時間だった。注目したいのは、主要な水力発電地域である雲南省が今年年始に乾燥した天候に見舞われ、水力発電に深刻な影響を及ぼしたことである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月21日