中国南車四方株式公司はこのほど、広東省広州市から深セン市を経由して香港に至る広深港高速鉄道プロジェクトの香港区間の列車プロジェクトの契約を落札したことを明らかにした。この列車プロジェクトは時速350キロメートルで走行する8両編成・9本の高速列車の製造をめぐるもので、国際入札の形で業者の選定が行われた。「人民日報」海外版が伝えた。
同高速鉄道は大陸部と香港地区とにまたがった旅客輸送鉄道プロジェクトで、総延長は142キロメートル、広州市から深セン市を経由して香港の西九竜に至る。香港区間は26キロメートルで、すでに建設工事が始まっており、完工は2015年の予定。
同公司の技術者の説明によると、同高速鉄道香港区間向けに製造する高速列車は、安全性、信頼性、経済性、快適性などの技術に特色があり、衝突防止を念頭に置き、同公司が独自に開発した高速列車「CRH380A」を土台として、防火、電磁両立性(EMC)などの性能をさらに向上させたものになるという。
「人民網日本語版」2012年3月21日