中国は2020年までに、全エネルギーの15%を再生可能エネルギーでまかなうことを計画している。その大部分を原子力と水力としているが、砂漠や山岳地帯、高原、海上などで太陽光と風力による発電を行おうとしている。
記事では研究者のコメントも掲載されている。環境破壊も計算に入れるならば、中国の経済生産効率は半減する。中国環境保護総局の副局長である王玉慶氏は、2011年における中国の環境破壊による損失は2兆5000億元で、GDPの5~6%を占める。汚染をコントロールし、緑化や水利工事に努めるなど、政府は様々な方法でこれを解決したいと考えている。
さらにエネルギーの重心を石炭から再生可能エネルギーに移そうとしている。この目的を達成するためには、経済面と技術面で大きな困難を乗り越える必要がある。石炭と天然ガスは現在、最も安く豊富な資源である。これは、中国が真にCO2の削減をするためにまだ数年の時間を要することを意味する。