工業情報化部電子科学技術情報研究所が4月5日に発表した調査データによると、中国の工業・製造業企業のIT投資が安定した上昇を見せている事が明らかになった。2011年、大手工業・製造業企業のIT平均投資額は前年同期比9.8%増で、総売上高に占める割合は前年比0.02ポイント下降の0.16%となり、固定資産投資総額に占める割合は前年比0.15ポイント上昇の2.21%となった。
工業情報化部電子科学技術情報研究所は2011年、全国311社の大型(年商3億元以上)及び87社の小型(年商3000万~3億元)工業・製造業企業を対象にIT投資水準の調査を行なった。
調査に参加した工業・製造業企業のうちネットでの買付を行ったのは46.62%で、前年比3.9ポイントの上昇、ネットでの販売を行なったのは45.66%で、前年比3.18ポイントの上昇となった。
また、大手工業企業のネットでの買付額は29.81%増で買付総額に占める割合は25.03%、ネットでの売上高は42.52%増で、総売上高に占める割合は29.99%となった。