中国レアアース業協会が8日、北京で結成された。同協会は中国非鉄金属協会、中国アルミ業、中国五鉱、中国有色など13機関が発起し、.現在155機関の国家一級の業界団体が会員になっている。
中国のレアアース業には長期にわたって規模の小ささ、乱れなどの問題が存在する。レアアースの違法採掘行為や、計画量を上回る生産、無計画な生産がはびこり、環境保護レベルの低さ、密輸などの問題が目立つ。是正の取組みによって状況は大幅に改善されたが、さらなる調整が必要だという。
中国レアアース業協会の初期会長に就任した中国工程院の干勇院士は、「協会を通して合理的な価格形成メカニズムを構築し、業界の合理的な価格を設定したい。川上事業の鉱山開発と川下事業の会員の規範化と協調に取り組み、双方にプラスになるようにする。また、協会は交流、情報提供、育成などのサービスを積極的に提供し、企業間の技術交流と協力を推し進め、業界全体の技術的進歩を促す」と述べた。