今年は中国が第12次五カ年計画(2011-15年、十二五)の前半と後半をつなぐ上で重要な年になる。今回のモーターショーは世界の自動車工業が科学技術イノベーションで達成した新たな成果を示すものであり、特に省エネ・汚染物資排出削減と新エネルギー車の分野での新たな飛躍、および中国自動車工業の自主イノベーションの成果から、国際自動車工業のイノベーション能力や今後の発展の見通しがうかがえる。
主催者側によると、世界の多国籍自動車メーカーはすべて今回のモーターショーに参加を申し込んでおり、北京モーターショーはこれから最も重要なAランクのモーターショーになっていくとみられる。今回特筆されるのは一連のブランドの初出展で、たとえする。国内の出展企業も多国籍企業と同じ土俵で戦い、中国独自ブランドの科学研究成果やイノベーション成果を打ち出すという。第一汽車、東風汽車、上海汽車、長安汽車、北京汽車、広州汽車集団はいずれも全車種・全ブランドを引っ提げて大規模な展示を行い、奇瑞汽車、吉利汽車、華晨汽車、比迪亜、長城汽車、江淮汽車、衆泰汽車、東南汽車、海馬汽車、力帆汽車、華泰汽車、広汽長豊汽車、中興汽車、蓮花汽車といった国内ブランドは初出展する。