<中国証券報>中国国家発展改革委員会(発改委)産業協調司が4月17日発表した企業データによると、1-2月、中国の精製油輸入量は111万トンで前年同期比24.2%減、輸出量は193万トンで同3.3%減となった。発改委は、精製油輸出入量の大幅な萎縮を招いた主な要因は、1-2月の国際市場のガソリン・ディーゼル油価格が国内価格よりも高く、輸入による損失が大きかったためである。国内市場の供給を確保するために、ガソリン・ディーゼル油の輸出が大幅に抑制されたことも影響したという。18日付中国証券報が伝えた。
今回公開された精製油関連データの具体的な内訳は、1-2月の輸入量は灯油が前年同期比21.2%減の88万トン、ディーゼル油が同34%減の23万トンで、輸出量は、ガソリンが同49.1%減の49万トン、灯油が同64.2%増の127万トン、ディーゼル油が同35%減の17万トンとなった。