海外メディア:漢方薬有毒 漢方医学専門家が誤解解く

海外メディア:漢方薬有毒 漢方医学専門家が誤解解く。

タグ: 漢方薬 毒性 誤解

発信時間: 2012-04-18 10:21:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

一部メディアの報道によると、オーストラリアの研究者が発表した報告書において、中国の伝統的な漢方薬の材料に「有毒物質」が含まれていることが指摘され、有毒な植物やアレルギー物質、希少動物の器官が含まれている伝えられた。

『ニュージーランド・ヘラルド』紙は、マードック大学マイケル・ベンス教授の話を引用し、「中国人は医薬品を製造する際に、これらの植物を極めて複雑な手法で混合している。一部の漢方薬には麻黄(マオウ)や細辛(サイシン)が含まれている。例えばサイシンは毒性がある植物であり、過剰な摂取によっては強い副作用を起こすこともあるが、漢方薬の包装や使用説明書には毒性に関する注意書きが一切されていない」と指摘した。

中国中医科学院研究員、国家中薬品種保護審評委員会委員の周超凡氏は取材に対し、「漢方医学・漢方薬事業の世界での発展は災難続きである。その主な要因となっているのが、漢方医学や漢方薬に対しての知識が無さである」と述べた。

「伝統的な医学は賞賛されるべきである。漢方医学は2000年以上の経験の賜物であり、独自の研究に研究を重ねた理論を持っている。麻黄と細辛を例に言えば、中国にはこの二種類の生薬を使用してきた長い歴史があり、漢方医学の理論に従い、一連の加工処理や配合などの技術を駆使することで、解毒し、より効果が出る漢方薬を製造している」と周氏は言う。

有毒物質の毒性を抑制することに関して言えば、症状に合った薬を正確に使用することや、きちんと配合を行っているかどうかが重要となる。また、患者に対し、服用する際に、どのような事に注意する必要があるか、例えば一緒に飲んではいけない薬などをしっかり指導することも大事である。周氏は「医者歴50年になるが、麻黄と細辛を処方した事は数知れない。でも何か問題が発生したことは一度もない」と話す。

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