上海市税関の統計によると、2012年3月の同税関が管轄するエリアの輸出額は415億3000万米ドルで、前年同期比0.7%減少し、13カ月ぶりの減少となった。上海市を中心とする長江デルタ地域企業の輸出が、多くの困難を前に勢い不足となっていることが示された。17日付上海証券報が伝えた。
統計によると、第1四半期に、上海市税関が管轄するエリアの同エリア最大の貿易相手・欧州連合(EU)への輸出額は214億9000万米ドルで、前年同期比7.3%減少した。EU市場の需要低迷が直接影響し、同エリアの輸出は2011年3月以来初めての減少となった。第1四半期の同エリアの主力輸出企業である外資系企業の輸出入額は1123億5000万ドルで前年同期比0.6%の小幅増となり、同エリアの輸出入総額に占める割合は60.5%、同1.8ポイント低下した。