<中国証券報>エアバス中国はこのほど、北京で、EU(欧州連合)が強行しようとしている「炭素排出税」の徴収、所謂「EUの排出量取引制度」に関して、「エアバス社は中国の同業者と同様の立場である」ことを表明し、同社は炭素の排出削減・省エネにおいて「不断の努力とイノベーションを続けており、毎年90%近くの研究開発資金を環境保護と省エネ分野に投じている」と述べた。17日中国証券報が伝えた。
2012年3月初頭、エアバス社は欧州の航空企業8社と連名でEU各国の政府に対し、炭素排出権取引制度に反発する国との間の貿易摩擦激化の防止を呼びかけた。呼びかけでは「多数の国がEU域内排出量取引制度に反対しているため、欧州の航空企業及び関連産業が実際に報復措置に遭っており、これは欧州の航空産業に深刻な結果をもたらす」と指摘している。