今回のフォーラムではイノベーション産業の協力、金融分野の協力など次の5つの点で共通認識に達した。第一に、3カ国が自由貿易圏を建設すれば、3カ国の経済発展に積極的な影響を与え、3カ国の国民の福祉向上にプラスになる。3カ国の自由貿易圏をめぐる交渉開始の機は熟した。3カ国の政府首脳が5月に行われる首脳サミットで、自由貿易圏をめぐる交渉のスタートを重要な議事日程に組み込み、自由貿易圏の交渉を積極的に推進し、最終的に合意に達するよう提起する。第二に、イノベーション産業の協力モデルについては、特に新興産業の発展や研究開発に関して協力を展開し、3カ国の協力がこれまでの垂直的な協力から水平的な協力へと移行するよう促進する。第三に、サービス貿易を3カ国の貿易拡大の成長点とする。重点は金融分野の協力で、たとえば通貨の相互保有や相互交換などだ。第四に、新エネルギーとグリーン経済を3カ国の技術協力の新たな重点分野とする。特に酸性雨や砂漠化といった各国共通の環境災害に対して一致した対策を取る。第五に、3カ国のシンクタンク、企業、民間のパワーによる推進作用を十分に発揮させ、3カ国自由貿易圏の進展を加速させる。3カ国間の人の流れ、物の流れ、資金の流れ、情報の流れを拡大して、3カ国の協力を推進し、国民の間の感情を改善する。
「人民網日本語版」2012年4月25日