中国人民銀行(中央銀行)が4月25日に発表したデータによると、中国の第1四半期不動産貸付増加額は2427億元で、2011年同期を2812億元下回った。4月26日付中国証券報が伝えた。
3月末の土地開発貸付残高は7710億元で前年同期比8%減、住宅開発貸付残高は2兆8300億元で同11%増となった。3月末の保障性住宅開発貸付残高は4306億元で同63.7%増、第1四半期の増加額は391億元と同期の住宅開発貸付増加額の47.1%を占めた。
居住者貸付の伸び率は引き続き同期のその他の貸付の伸び率を上回ったものの、ある程度の伸び率鈍化が見られた。3月末の金融機関全体の人民元・外貨建て居住者貸付残高は14兆1100億元と前年同期比18.2%増、2011年末より伸び率が2.7ポイント縮小し、第1四半期の増加額は4994億元と前年同期を2561億元下回った。居住者消費貸付残高は同比16.8%増と2011年末より1.4ポイントの伸び率縮小となり、第1四半期の増加額は2408億元と前年同期を1684億元下回った。居住者経営関連貸付残高は同比20.7%増と2011年末より伸び率が5.5ポイント縮小し、第1四半期増加額は2586億元と前年同期を877億元下回った。