統計によると、タイムズスクエアを毎年訪れる観光客のうち、その14%が米国人であるという。観光客の最も多いシーズンは、1時間のうち少なくとも1万5000人がタイムズスクエアを通過する。これらの人々は、携帯電話やデジカメ等を利用し、タイムズスクエアで生じた新しい出来事を撮影し、さまざまな手段により世界各地に向けて宣伝する。これにより、タイムズスクエアでの宣伝がより効果的になる。「人々は一目でそこがタイムズスクエアであると分かり、その宣伝効果は現地のみにとどまらない」わけである。格力電器の望靖東副総裁は、「タイムズスクエアで宣伝を行う場合、そのブランドが影響力を持つほど知名度が高まり、それに伴い宣伝効果も高まる」と指摘した。その一方で、ブランド力の低い企業がタイムズスクエアで宣伝を行ったとしても、周囲の宣伝の中に埋もれてしまうことが多い。
「人民網日本語版」2012年5月7日