『日本新華僑報』は、4月に学業を終えたばかりの中国人留学生を対象に就職意向調査を実施した。調査から、半数近くの留学生が、日本企業に就職して中国に派遣されることを望んでいることがわかった。
北九州市立大学の修士過程修了生、江艶さんは記者に対し、このような形で日本の大手家電量販チェーンに就職したと明かした。江艶さんによると、同量販チェーンは近ごろ中国の各大都市に次々と支店を設け、中国市場への全面進出を目指している。店側は中国の事情を知り日本型企業システムにも詳しい中間管理職を必要としているため、店長候補として採用されたという。
日本国内で3カ月間の研修を受けたあと、中国の支店に主任として派遣されることになっている。江艶さんは感情を表に出していないが、声からはうれしさが伝わってくる。