中国社会科学院金融所金融重点実験室の劉煜輝主任は、今後5年間、中国は外貨買い入れ額が著しく減少する時期に突入する可能性が非常に高いと見ている。2012年の外貨買い入れ額の拡大は1兆2000億元の水準まで縮減すると見込まれ、それよりも更に低い可能性もある。
アナリストは、外貨の流入不足、財政預金の還流及びオープン市場の満期取引商品の減少など、多重のデメリットが影響し、5月の流動性は以前より厳しくなると見ている。資金面は月末・四半期末時期、月初めの準備金負担増加、新規株式発行などの打撃を受けやすく、インターバンク市場での資金の短期融資の難度はいくつかの時点で高まる可能性がある。第2四半期、中央銀行が預金準備率を引き下げると可能性は依然あると思われる。
「中国証券報」より 2012年5月11日