中国国家情報センター経済予測部は5月18日、中国証券報が独占発表した報告において、第2四半期の中国の経済は依然、減速傾向が続き、第2四半期の国内総生産(GDP)成長率は7.5%前後になると見込んだ。報告はマクロ経済政策の調整を強化し、構造的減税を着実に実施し、企業の融資コストを大幅に引き下げ、経済の安定した比較的速い成長を保つことを提言した。18日付中国証券報が伝えた。
報告は、国内需要が全体的に低迷する中、第2四半期の物価上昇の圧力はある程度緩和され、初歩的な予測では、消費者物価指数(CPI)は前年比約3.3%上昇、生産者物価指数(PPI)は同約0.6%低下になると見込んだ。
報告は、2012年に入って以来、中国の経済成長は予測を下回り、特に4月の主要マクロ経済指標は全体的に勢いがないものの、就職状況は良好で、経済成長の適度な減速を懸念し過ぎる必要はないとした。また、中国は地域経済構造、収入分配構造などの構造調整で一定の進展を成し遂げている。