エコノミストの樊綱氏は30日、中国経済体制改革研究会2012年業務会議に出席した際、「中国の今年のGDP成長率は約8%となり、今後数年間に渡りこのペースを維持するだろう」と予想した。新華網が30日に報じた。
樊氏は、「工業増加値のデータから計算すると、第4四半期には成長率が上昇し、通年で約8%に達すると見られる。8%は正常なペースであり、中国は過度な発展を終え、正常な成長段階に入った。今後数年間に渡りこのペースを維持できれば、中国経済は新たな段階に突入し、中小企業が利益を得るだろう」と語った。
樊氏はまた「2009年から現在に至るまで、中国経済はソフトランディングの過程をたどっている。今回の政策調整は適切な時期に行われた。過去数年間、中国の投資は主にインフラ建設(耐久性の高い、長期的に使用可能な公共財)に集中しており、生産能力の過剰を招くことはない」と分析した。