今後の経済情勢について、樊氏は「中国は今後5-10年間に渡り、8%の成長ペースを維持できるだろう」と主張した。
樊氏はさらに、「中国国内には8億人の労働力があり、その35%の主な収入源は農業で、工業化の余地が残されている。各企業は20-30年間の発展によりイノベーション力をつけている。中国の都市化は折り返し地点に達したばかりであり、多くのインフラ整備が進行中で、利用できる潜在力が残されている」とし、「先進国の経済低迷およびその影響を過度に懸念する必要はない。中国の輸出競争力は高まり続けている。重工業の競争力が高まると同時に、伝統的な競争力である安価な製品は、欧米の経済低迷の中で強みを発揮している」と指摘した。
「人民網日本語版」2012年5月31日