中国の韓長賦農業部長は1日、「これからの1週間内に大きな自然災害がなければ、今年夏の食糧生産量は引き続き増加し、史上最高水準を超えるだろう」と予測した。
韓部長は、「今年夏の食糧生産は全体としてはすでに明るい見通しだ。食糧の作付け面積は順調に増加して2800万ヘクタールに達し、去年より13万 2000ヘクタール増加した。特に、主な生産地はどこも増産した。11の小麦主生産地では、夏の食糧がすべて増産する勢いを見せている」と語った。
韓部長はさらに、「現在、国内経済の成長減速の影響が大きい。物価はある程度下落したが、反発して上昇を招く要素は消えていないし、農産物の需給バランスには依然として余裕がない。夏の食糧増産は国民経済の有力な支えとなり、市場の供給や物価の安定、民生の改善、調和の取れた社会の促進にとても重要だ」と強調した。
「中国国際放送局 日本語部」 2012年6月3日