データでは、5月に主要原材料購入価格指数は44.8%で、4月より10.0ポイントの大幅低下となった。国家統計局の分析報告は、このデータが製造業の主要原材料購入価格が下落したことを示しているとし、石油加工、化学繊維、鉄鋼、非鉄金属、紡織、電器機械などの業種の主要原材料購入価格の低下が目立つという。
中金公司は研究報告で、5月PMIが大幅に低下したことから、経済成長の原動力不足が浮き彫りになっており、今後、インフレ圧力が弱まり続けていることを理由に、中国政府が一層の政策緩和を行うだろうとの見方を示した。
「中国証券報」より 2012年6月4日