業界関係者は、これまでの「3、3、2、2」という四半期ごとの貸付リズムに基づくと、2012年第2四半期の新規貸付額は2兆4000億元前後になるはずだと話す。4月と5月の貸付総額は1兆5000億元以下になる可能性があり、市場の予想をやや下回ることから、商業銀行は6月に貸付を活発化させると見られる。多くの機関は、内需と外がともに不振で、経済成長の鈍化が加速し、物価が急落期に入っている中、貸付政策は引き続き緩和に向かうと見ている。そのほか、「安定的経済成長の維持」の政策のもとで、重大プロジェクトの審査・承認の加速は融資需要を押し上げ、貸付の増加速度がゆっくり回復することが予想される。
「中国証券報」より 2012年6月5日