エアバス・チャイナは5日、天津に開設したA320型機の最終組立工場で完成した88機目の機体が深セン航空に引き渡されたことを明らかにした。天津の最終組立工場は月3機の組み立てが可能で、2012年下半期に納品数は100機を突破する見通し。6日付中国証券報が伝えた。
エアバス・チャイナのローレンス・バロン総裁は、「2009年8月に天津の最終組立工場で組み立てた1機目のA320型機を深セン航空に引き渡してから今回でエアバス(天津)物流センターが深セン航空に引き渡す航空機は10機目となる。これまで通り中国の航空会社に最高の製品とサービスを提供し、中国航空業の持続可能な発展に貢献したい」と語った。
2008年の操業以来、エアバス天津最終組立プロジェクトは順調に進展しており、すでに国内の航空会社11社に87機のA320型機が引き渡された。天津の最終組立工場はエアバスが欧州以外で立ち上げた最初の組立工場で、A320型機とA319型機の2モデルを組み立てている。2012年4月末の時点で、国内15の航空会社で670機余りのA320型機が運航されている。
「中国証券報」より 2012年6月6日