日本二大航空会社のひとつ、日本航空(JAL)は2日、成田-重慶を結ぶ初のチャーター便を運航した。日航の稲盛和夫・名誉会長の経営哲学「盛和塾」が重慶に開設されたことに伴い、日本から訪中する塾生約200人が同便に搭乗した。中国内陸部市場に進出する日本企業が増え続けるなか、日航は同線を今後、定期便にする可能性もある。今回のチャーター便は2日に成田から重慶に到着、5日に帰国する。日航は現在、中国6都市へ11路線、毎週計105便を就航している。日本経済新聞社の中国語ニュースサイト「日経中文網」が伝えた。
「盛和塾」は2007年に中国に進出、北京・無錫などにあり、重慶は6カ所目。「盛和塾」は中国の経営者らに非常に歓迎されており、海外塾生1400人のうち、中国人が半数以上の900人を占める。2日に重慶で開催された経営哲学セミナーの席上、重慶市政治協商会議の孫甚林・副主席は、「中国国内の経済情勢は深刻だが、稲盛氏の経営理念を学ぶことで、危機を乗り越えたい」と期待を示した。
「人民網日本語版」2012年6月6日