中国自動車工業協会が発表したデータによると、5月の自動車販売数は134.89万台と138.28万台で、前月比でそれぞれマイナス12.14%とマイナス10.90%。前年比でそれぞれマイナス4.89%、マイナス3.98%だった。データによると、5月の自主ブランド乗用車の販売数は45.25万台で、前月比マイナス9.91%、前年比でマイナス5.91%となった。1~5月の自主ブランド乗用車は全乗用車シェアの45.0%を占めているが、このシェア率は前年同月比で2.49%のマイナスである。つまり今年に入って中国の自動車市場は低迷しており、自主ブランド車がその筆頭格であることをデータは示している。
第111回広州交易会では、四川汽車がSUVを3種発表し、今年の第二四半期に輸出を始めることを明らかにした。吉利や奇瑞といった自主ブランド車を抱える企業はいずれも輸出拡大を表明しており、上述企業の輸出戦略は、国内市場の過剰生産リスクを回避しつつ販売量を上げるという「走出去」戦略の一環であり、自主ブランド車の生き残りをかけた道と言える。
自主ブランド車海外輸出への高い見込み