自主ブランド車の新戦略
金融危機以前のゲリラ戦術と比べて、現在の自主ブランド車輸出には「陣地戦」ともいうべき新戦略が組み込まれている。
今年2月末、長城汽車ブルガリアKD工場が完成した。これは長城汽車が国際的な発展をするための新たな一里塚であると同時に、中国の自動車ブランドがEUという高品質の市場に進出するという歴史的な出来事でもある。
良好な発展機会のある海外市場に対し、奇瑞は複数国家市場に向けた商品を製造するための研究開発と改良システムを構築している。そして海外に16か所の生産基地を建設した。2011年末までに、奇瑞はすでに海外で1153の販売ネットワークと1188のサービスネットワークを構築している。
奇瑞の総経理アシスタントである金弋波氏は先日、メディアに対し、国際化の一環として、海外市場を不断に開拓することは中国車のブランド力強化のためには必須の道であると述べた。そして、グローバルな市場競争に中国ブランド車が全面参加することが、自己の競争力を高め続けるための唯一の方法だと付け加えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年6月12日