国家統計局が9日発表した経済データによると、5月の中国の消費者物価指数(CPI)が前年同期比3.0%上昇し、上昇幅は4月を0.4ポイント下回り、2010年6月以来約2年ぶりの低水準となった。5月の生産者物価指数(PPI)が同1.4%低下し、低下幅は4月より1.4%拡大した。11日付中国証券報が伝えた。
5月、一定規模以上工業企業(国有企業と年間売上高500万元以上の非国有企業)工業増加額(付加価値額)の伸び率は前年同期比で4月を0.3ポイント上回る9.6%、社会消費財小売総額の伸び率は同4月を0.3ポイント下回る13.8%だった。
また、1-5月の固定資産投資(農家投資を除く)は前年同期比20.1%増で、伸び率は1-4期を0.1ポイント下回ったが、単月で5月の固定資産投資は前月比1.15%増となり、4月から伸び幅が拡大した。