中国財政部が11日に発表したデータによると、2012年5月の全国財政収入は1兆2005億元で、前年同期より1393億元(13.1%)増加した。証券取引の印紙税収入は32億元で3億元(7.3%)の減少となった。12日付中国証券報が伝えた。
5月の財政収入のうち、税収は前年同期比13.7%増の1兆0536億元で、比較的低い伸びとなった。経済成長の鈍化、物価上昇率の縮小、企業の利益減少、構造的減税政策の実施などが影響したためと見られる。税種別に見ると、増値税(増値税)は2142億元で9.7%増、消費税は600億元で6.7%増、営業税は1013億元で5.3%増だった。営業税の内訳を見ると、金融業の営業税は13億元(23.7%)、建築業は31億元(13.4%)増加した。不動産業は22億元(6.9%)の減少となり。分譲住宅の販売減少による影響が大きい。