WTO(世界貿易機関)は12日と14日、ジュネーブで中国の貿易政策を審議した。WTOが中国貿易政策を審議するのは、これが4回目となる。人民日報が伝えた。
貿易政策審議制度はWTOの重要な制度の一つで、紛争解決制度等と並び最も広く認識されている制度だ。同制度は、各加盟国の貿易政策の透明度を高め、その政策・手段に対するその他の加盟国からの理解を深め、各加盟国にWTOの規則および関連公約を順守させることを目的とする。各加盟国は定期的に審議を受けるが、経済力により実施頻度が異なる。中国、米国、EU、日本は貿易額で世界の1-4位を占め、2年おきに審議を受ける。第1-3回の中国貿易政策審議はそれぞれ、2006年、2008年、2010年に実施された。