林毅夫氏
世界銀行の前副総裁である経済学者の林毅夫氏は18日、「『新構造経済学』学術シンポジウム」において、「日本、韓国などの経済体が発展してきた過程と中国の発展戦略を考えると、今後20年間、中国が8%の成長率を保つ可能性は高い」との意見を示した。
林氏は「ユーロ圏の危機と世界の需要低迷とい逆風はあるものの、中国は依然強力な成長を継続することができる」と述べた。
林氏は「2030年以降、アメリカと比べて中国は尚も、後発性の優勢を活かして、比較的速い経済成長を維持することができる。その時、中国の一人当たりの収入はアメリカ国民の平均収入の半分に達し、現在の韓国とアメリカの差に相当する。更には多くの業種が世界の先進的な水準に達することが見込まれる」と見ている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年6月19日