国際航空運送協会(IATA)がこのほど発表した最新のデータによると、今年の航空産業の売上高は6310億ドル、純利益は30億ドルで、純利益率はわずか0.5%にとどまる見込みであるばかりでなく、この予測は強い下振れリスクに直面しているという。ある航空関連企業の関係者が行ったデータ比較が、航空産業を一層落ち込ませている。航空機が1キロメートル運航して獲得する利益は、北京市のタクシーが同じ距離を運転して得る利益を下回るというもので、米国・ニューヨークから北京まで往復2万2千キロメートルの航空便のエコノミークラス航空券をインターネットで購入した場合の料金は約1500ドルで、1キロメートルあたり7セント(0.07ドル)の計算になるが、北京市のタクシー料金は1キロメートルあたり2元(約0.314ドル)だという。「証券日報」が伝えた。
「人民網日本語版」2012年6月20日